かあさんに、メグはじぶんたちではたらくから休んでいてほしいといいました。けれど、おかあさんに休むことが、どうしてできましょう。無事でたのしかった家は、今や不吉なあらしに吹きあらされ、みんなは木の葉のように、ふきとばされるほかはありませんでした。
 ローレンス老人は、ベスとともに来ました。親切な老人は、病人のためになりそうなもの[#「もの」は底本では「うの」]を、考えられるだけ考えて持って来ました。そして、夫人の留守中は、娘たちの世話はひき受けるといいましたので、おかあさんは安心することができました。また、老人は、なんでも必要なものは提供するといい、いっしょにワシントンへつきそっていくとさえいい出しました。けれど、長い旅に老人にいってもらうことは、とてもできませんので好意を感謝してことわりました。
 老人が帰っていってまもなく、メグが片手にゴム靴、片手に紅茶を持って玄関をかけていくと、ばったりブルック先生にあいました。
「今、聞いたのですが、ほんとうにお気のどくです。僕はおかあさんのおつきそいをしていこうと思って来たのです。ローレンスさんが、ぼくをワシントンまでいかせる用事ができたのです
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