おりましたが、あんな、私の姿をご覧になりましたので、ほんとうにお恥ずかしくて、もうこれきりおうかがいもできません」こう言って、そのお子さまをあとにお残し申したまま、海の中の通り道をすっかりふさいでしまって、どんどん海の底へ帰っておしまいになりました。そしてそれなりとうとう一生、二度と出ていらっしゃいませんでした。
お二人の中のお子さまは、うの羽根の屋根がふきおえないうちにお生まれになったので、それから取って、鵜茅草葺不合命《うがやふきあえずのみこと》とお呼《よ》びになりました。
媛《ひめ》は海のお宮にいらしっても、このお子さまのことが心配でならないものですから、お妹さまの玉依媛《たまよりひめ》をこちらへよこして、その方の手で育てておもらいになりました。媛は夫の命が自分のひどい姿をおのぞきになったことは、いつまでたっても恨《うら》めしくてたまりませんでしたけれど、それでも命のことはやっぱり恋しくおしたわしくて、かたときもお忘《わす》れになることができませんでした。それで玉依媛にことづけて、
赤玉は、
緒《お》さえ光れど、
白玉《しらたま》の、
君が装《よそお》し、
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