い戦いましても、あなたにお勝ち申すことができないのは十分わきまえております。しかし、目弱王《まよわのみこ》は、私ごとき者をも頼《たよ》りにしてくださって、いやしい私のうちへおはいりくださっているのでございますから、私といたしましては、たとえ死んでもお見捨《みす》て申すことはできません。娘はどうぞ私が討《う》ち死《じ》にをいたしましたあとで、おめしつれくださいまし」
こう申しあげて御前をさがり、再び戦《いくさ》道具を取って邸《やしき》にはいって、いっしょうけんめいに戦《いくさ》をいたしました。
そのうちに都夫良《つぶら》はとうとうひどい手傷《てきず》を負いました。みんなも矢だねがすっかり尽《つ》きてしまいました。それで都夫良《つぶら》は目弱王《まよわのみこ》に向かって、
「私もこのとおりで、もはや戦《いくさ》を続けることができません。いかがいたしましょう」と申しあげました。
お小さな目弱王《まよわのみこ》は、
「それではもうしかたがない。早く私《わたし》を殺してくれ」とおっしゃいました。都夫良《つぶら》はおおせに従ってすぐに王《みこ》をお刺《さ》し申した上、その刀で自分の首を切って
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