て、なお念のために、うかがいのお祈りを立てさせてごらんになりました。
 王《みこ》はおおせによって、さぎの巣《す》の池のそばへ行って、
「あの夢のお告げのとおり、出雲の大神を拝《おが》んでおしるしがあるならば、その証拠《しょうこ》にこの池のさぎどもを死なせて見せてくださるように」とお祈りをしますと、そのまわりの木の上にとまっていた池じゅうのさぎが、いっせいにぱたぱたと池に落ちて死んでしまいました。そこでこんどは祈りを返して、
「あのさぎがことごとく生きかえりますように」と言いますと、いったん死んだそれらのさぎが、またたちまちもとのとおりに生きかえりました。そのつぎには古樫《ふるがし》の岡《おか》という岡の上に茂《しげ》っている、葉の大きなかしの木も、曙立王《けたつのみこ》の祈りによって、同じように枯《か》れたりまた生きかえったりしました。
 そんなわけで、お夢のこともまったく出雲の大神《おおかみ》のお告げだということがいよいよたしかになりました。
 天皇はすぐに曙立王《けたつのみこ》と兎上王《うがみのみこ》との二人を本牟智別王《ほむちわけのみこ》につけて、出雲へおつかわしになりました。
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