は all living things と言ふ。'life'「人生」は living でも言ひ表はし得る場合がある。例へば、Living is interesting. と言ふが如し。'husband'「夫」は一般的に言つて、married man に當る。併し、文の中に出て來る時は、他の言ひ方が一層都合のよいことがある。例へば、her first 'husband' は the man she was first married to と言ひ得る。併し、How is your 'husband' to−day? と尋ねる時は、Basicでは How is Mr. X to−day? と言ふのである。このやうに Basic を使用する時には、自分の言はんとすることの要點は何であるかといふことを先づ考へてみることが必要である。
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※[#ローマ数字5、1−13−25]. ベーシックと英語教育
(1) 外國語の學習に於いて、唯暗記力にのみ訴へ、機械的に覺えさせようとするのは徒に記憶力の負擔を重くして、學習者に屡※[#二の字点、1−2−22]嫌惡の情を起させるばかりでなく、外國語教授の持つ思考力鍛錬の特質を全く顧みざるものである。青少年の精神的能力にとつて甚だ宜しくないことである。然るに Basic はその本來の性質上意味を分析的に考へて行くのであるから、思考力の活用を要求することになる。此點 Basic は極めて動的である。英文和譯等に於いて少しも原文の意味、脈絡に留意することなく、唯所謂逐語譯を施して能事終れりとする傾向が多く見受けられる。又パラフレーズの場合も殆ど同樣である。パラフレーズによつて新しい表現を覺えさせる事も一つの目的であらうが、最も重要な目的は本文を了解させるにある。從つてパラフレーズの方が本文よりも難しくなつたら其の價値は半減したと言つてもよい。然るに Basic では語數に限りがあり、要素的な語彙のみを活用しなければならぬので、唯同じ水準の同意語で言ひ換へるといふ機械的の技術のみによる方法を許さない。どうしても内部に一段と掘下げて行つて、原文の意味を論理的に分析して、よく究明することが必要となる。故に文全體の意味を常に念頭に置くやうになる。それで普通の英語を Basic に言換へさせることによつて、生徒の實力をテストする
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