て、一しょにして鑑賞することが出来る。「仲子」は次男のことである。
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あしひきの山沢人《やまさはびと》の人多《ひとさは》にまなといふ児《こ》があやに愛《かな》しさ 〔巻十四・三四六二〕 東歌
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「足引の山沢人の」までは「人さはに」に続く序詞で、山の谿沢《たにさわ》に住んで居る人々、樵夫《きこり》などのたぐいをいう。「まなといふ児」は、可哀《かあい》いと評判されている娘ということである。そこで一首は、山沢人だち(序詞)おおぜいの人々が美しい可哀いと評判しているあの娘は、私にはこの上もなく可哀い、恋しい、というのである。この歌も普通と違ったところがある。自分の恋しているあの娘は人なかでも評判がいいというので内心喜ぶ心持もあり、人なかで評判のいい娘を私も恋しているので不安で苦しくもあるという気持もあるのである。山間に住《すみ》ついて働く人々の中にこういう民謡があったものと見える。「多麻河に曝《さら》す手作《てづくり》さらさらに何《なに》ぞこの児のここだ愛《かな》しき」(巻十四・三三七三)、「高麗錦《こまにしき》紐《ひ
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