》なる石根をも通してぞおもふ吾が恋ふらくは」(巻十一・二四四三)というのがあるが、二四四三の方が原歌で、二七九四の方は分かり易く変化したものであろう。そうして見れば、「石根ゆも」は「石根をも」と類似の意味か。
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人言《ひとごと》を繁《しげ》みと君《きみ》を鶉《うづら》鳴《な》く人《ひと》の古家《ふるへ》に語《かた》らひて遣《や》りつ 〔巻十一・二七九九〕 作者不詳
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人の噂《うわさ》がうるさいので、鶉鳴く古い空家のようなところに連れて行って、そこでいろいろとお話をして帰したというので、「君」をば男と解釈していいだろう。この歌で、「語らひて遣りつ」の句は、まことに働きのあるものである。訓は大体|考《こう》・略解《りゃくげ》に従った。
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あしひきの山鳥《やまどり》の尾《を》の垂《しだ》り尾《を》の長《なが》き長夜《ながよ》を一人《ひとり》かも宿《ね》む 〔巻十一・二八〇二〕 作者不詳
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この歌は、「念《おも》へども念ひもかねつあしひきの
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