ら》べて大《たい》へん短《みじか》く、舊石器時代《きゆうせつきじだい》の十分《じゆうぶん》の一《いち》にも足《た》りないくらゐです。
[#「第二十六圖 ヨーロツパ新石器時代人想像圖」のキャプション付きの図(fig18371_27.png)入る]
新石器時代《しんせつきじだい》になると氣候《きこう》その他《た》、世界《せかい》の状態《じようたい》は今日《こんにち》と餘《あま》り變《かは》つたところなく、たゞ海岸線《かいがんせん》が今《いま》よりも陸地《りくち》に入《い》り込《こ》んでゐたといふくらゐに過《す》ぎないのです。その時代《じだい》に棲《す》んでゐた獸類《じゆうるい》も、今日《こんにち》われ/\の見《み》るものと大《たい》した變《かは》りはなく、あのまんもす[#「まんもす」に傍点]といふ大《おほ》きな象《ぞう》や、馴鹿《となかい》がヨーロッパなどに棲《す》んでゐるといふようなことはもうなくなつてしまひました。一體《いつたい》新石器時代《しんせつきじだい》の人間《にんげん》は、どんな所《ところ》に住《す》んでゐたかといひますと、もちろん洞穴《ほらあな》に棲《す》むものもあり、山間
前へ
次へ
全290ページ中81ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング