キャプション付きの図(fig18371_14.png)入る]
 さて人間《にんげん》は下等動物《かとうどうぶつ》からだん/″\進化《しんか》して來《き》たものであつて、われ/\は猿《さる》と同《おな》じ祖先《そせん》から生《うま》れて來《き》たものであらうといふことは、ダアウヰンが進化論《しんかろん》を唱《とな》へて以來《いらい》、餘程《よほど》の頑固《がんこ》な人《ひと》を除《のぞ》いてたいてい皆《みな》信《しん》ずることになりました。しかし、その人間《にんげん》と猿《さる》との共同祖先《きようどうそせん》はどういふものであつたでせうか。またその共同祖先《きようどうそせん》から今日《こんにち》の人間《にんげん》のようになつた最初《さいしよ》の人間《にんげん》はどういふものであつたでせうか。このようなことを知《し》るには、地中《ちちゆう》に埋《うづ》まつてゐるその古《ふる》い骨《ほね》の化石《かせき》を掘《ほ》り出《だ》し、それを材料《ざいりよう》として研究《けんきゆう》する外《ほか》はありませんが、さてさういふ猿《さる》と人間《にんげん》との中間《ちゆうかん》のものゝ骨《ほね》が今日
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