らずあります。その中《うち》でも名高《なだか》いものには、ドレスデンの繪畫博物館《かいがはくぶつかん》、ミュンヘンの繪畫館《かいがかん》、同彫刻館《どうちようこくかん》などを擧《あ》げなくてはなりますまい。ミュンヘンには、また自然科學《しぜんかがく》、(理科《りか》)に關《かん》する方面《ほうめん》の博物館《はくぶつかん》で、世界中《せかいじゆう》で一番《いちばん》よく整《とゝの》ふたものが近頃《ちかごろ》建《た》てられました。ドイツ博物館《はくぶつかん》といふのがそれです。この博物館《はくぶつかん》には電車《でんしや》のことでも、汽車《きしや》のことでも、飛行機《ひこうき》のことでも、潜水艦《せんすいかん》のことでも、らぢお[#「らぢお」に傍点]のことでも、また鑛山《こうざん》のこと、印刷《いんさつ》のこと、その他《ほか》なんでも理科《りか》の學問《がくもん》を應用《おうよう》した爲事《しごと》に關《かん》する品物《しなもの》を、それ/″\その發達《はつたつ》の順序《じゆんじよ》に應《おう》じて竝《なら》べてあります。そして、見物人《けんぶつにん》が自分《じぶん》で隨意《ずいい》にぼ
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