《きんかんづか》と名《な》づけましたが、そのわけは、この塚《つか》の中《なか》から、それは/\立派《りつぱ》な金《きん》の冠《かんむり》が出《で》たからであります。(この本《ほん》の口繪《くちえ》を御覽《ごらん》なさい)この冠《かんむり》はまったく純金作《じゆんきんづく》りでありまして、その五本《ごほん》の前立《まへた》てには小《ちひ》さな圓《まる》いぴら/\や、美《うつく》しい緑色《みどりいろ》の翡翆《ひすい》の小《ちひ》さい勾玉《まがたま》が七十《しちじゆう》ばかりもぶら下《さが》つてをりまして、これを頭《あたま》の上《うへ》に載《の》せてみると、それらがゆら/\と搖《ゆ》れて、なんともいへぬ美《うつく》しさを見《み》せます。そればかりではなく、冠《かんむり》の眞中《まんなか》からは鳥《とり》の羽根《はね》に似《に》た長《なが》い金《きん》の飾《かざ》りが後《うしろ》の方《ほう》に立《た》ち、また冠《かんむり》の兩側《りようがは》からも金《きん》の飾《かざ》りがぶら下《さが》つて、その端《はし》に勾玉《まがたま》がついてゐるといふ、すばらしい立派《りつぱ》な金《きん》の冠《かんむり
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