》から見《み》ても、大英博物館《だいえいはくぶつかん》にけっして負《ま》けないのであります。ルーヴルには圖書館《としよかん》が附設《ふせつ》されてない代《かは》りに、古《ふる》い繪《え》の博物館《はくぶつかん》が含《ふく》まれてをります。殊《こと》にこの古《ふる》い繪《え》の方《ほう》では、他《ほか》にこれと肩《かた》を竝《なら》べる程《ほど》のものはないといはれてをります。たゞこの博物館《はくぶつかん》は昔《むかし》の建《た》て物《もの》をそのまゝ使《つか》つてゐるので、光線《こうせん》の工合《ぐあひ》が少《すこ》しく惡《わる》いのが缺點《けつてん》ともいへるでせう。ルーヴルの他《ほか》にパリで有名《ゆうめい》なのは、歴史《れきし》に關《かん》するものを竝《なら》べたクルニー博物館《はくぶつかん》、郊外《こうがい》に出《で》ますと、サン・ジェルマンの博物館《はくぶつかん》といふ考古學《こうこがく》の博物館《はくぶつかん》があります。
[#「第八圖 パリ・ルーヴル博物館」のキャプション付きの図(fig18371_09.png)入る]
 つぎにドイツへ行《ゆ》きますと、首府《しゆふ》ベル
前へ 次へ
全290ページ中27ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング