の國《くに》ではほとんど發見《はつけん》せられませんから、まづ日本獨特《につぽんどくとく》の玉《たま》といふことが出來《でき》ます。ところがこの面白《おもしろ》い勾玉《まがたま》の形《かたち》が、どうして出來《でき》たのであるかといひますと、昔《むかし》の人《ひと》が狩《か》りをして獸《けだもの》をとり、その牙《きば》や齒《は》に孔《あな》をあけて飾《かざ》りにした風習《ふうしゆう》が傳《つた》はつて、その牙《きば》や齒《は》の形《かたち》の曲《まが》つたのをまねて、次第《しだい》に勾玉《まがたま》の美《うつく》しい形《かたち》になつたのだと、多《おほ》くの學者《がくしや》はいつてをります。かういふ孔《あな》をあけた獸類《じゆうるい》の牙《きば》や齒《は》は、日本《につぽん》の石器時代《せつきじだい》の遺跡《いせき》や、また外國《がいこく》の遺跡《いせき》からもずいぶんたくさん發見《はつけん》せられますが、勾玉《まがたま》のように美《うつく》しい形《かたち》の玉《たま》は、外國《がいこく》ではまったく見《み》られません。また玉《たま》を體《からだ》につけて飾《かざ》る風習《ふうしゆう》
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