くがはし》の廟《びよう》があのとほり立派《りつぱ》なのを見《み》て、蒲生君平《がまうくんぺい》などが憤慨《ふんがい》して尊王《そんのう》の念《ねん》を起《おこ》したので、まことにむりのないことであります。それはとにかく、われ/\は日本《につぽん》の古《ふる》い時代《じだい》の御陵《ごりよう》を巡拜《じゆんぱい》すれば、一方《いつぽう》日本《につぽん》[#ルビの「につぽん」は底本では「たつぽん」]の古墳《こふん》の造《つく》り方《かた》の變遷《へんせん》をも知《し》ることが出來《でき》、歴史《れきし》の研究《けんきゆう》にも非常《ひじよう》に役《やく》に立《た》つわけでありますから、私《わたし》は皆《みな》さんがたゞ高《たか》い山《やま》などに登《のぼ》るばかりでなく、遠足《えんそく》のときにはかういふ方面《ほうめん》へも出《で》かけることをおすゝめいたします。
(ホ) 勾玉《まがたま》などの玉類《たまるい》
さて話《はなし》は前《まへ》に戻《もど》り古墳《こふん》の中《なか》には、どういふものが埋《うづ》められてゐるかと申《まを》しますと、石棺《せきかん》あるひは石室
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