鮮《ちようせん》の新羅《しらぎ》の國《くに》と同盟《どうめい》して、天皇《てんのう》の命《めい》に背《そむ》いたので、とう/\征伐《せいばつ》されてしまひましたが、この人《ひと》は生《い》きてゐる時分《じぶん》から、石《いし》でお墓《はか》を作《つく》り、石《いし》の人形《にんぎよう》などを立《た》てゝ、豪勢《ごうせい》を示《しめ》してゐたといふことが、古《ふる》い書物《しよもつ》にでてをります。ちょうどこの磐井《いはゐ》のをつた地方《ちほう》に、今《いま》も石人《せきじん》石馬《せきば》が多《おほ》く殘《のこ》つてゐるのは面白《おもしろ》いことです。(第五十五圖《だいごじゆうごず》)
(ハ) 石棺《せきかん》と石室《せきしつ》
古墳《こふん》の形《かたち》と、それから外側《そとがは》に立《た》つてゐた埴輪《はにわ》について、たゞいま一通《ひととほ》りお話《はなし》したのでありますが、これからは、古墳《こふん》の内部《ないぶ》にある石棺《せきかん》と石室《せきしつ》のお話《はなし》をいたしませう。日本《につぽん》の古墳《こふん》は元來《がんらい》小高《こだか》い丘《を
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