歴史《れきし》の書物《しよもつ》を讀《よ》むのと少《すこ》しも變《かは》らないのであります。
[#「第五十一圖 日本古墳の外形」のキャプション付きの図(fig18371_52.png)入る]
さて日本人《につぽんじん》の古《ふる》い墓《はか》は今日《こんにち》のように石碑《せきひ》や石塔《せきとう》を立《た》てたのではなく、たいてい土饅頭《つちまんじゆう》のように高《たか》くなつてゐるので、私共《わたしども》はこれを高塚《たかつか》とか、古墳《こふん》と申《まを》してをります。そのうち一番《いちばん》古《ふる》い形《かたち》で、また一番後《いちばんのち》まで遺《のこ》つてゐたのは圓形《まるがた》の塚《つか》であります。一《いつ》たい圓《まる》い塚《つか》は、どこの國《くに》でも昔《むかし》からあるのでありまして、人間《にんげん》の死體《したい》をまづ地上《ちじよう》に置《お》いた上《うへ》に土《つち》を盛《も》りかけると、自然《しぜん》に圓《まる》い塚《つか》の形《かたち》が出來《でき》るのでありますから、どこの國《くに》の人間《にんげん》でも、自然《しぜん》にかうした塚《つか》を造
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