》を始《はじ》め他《ほか》の建築物《けんちくぶつ》の遺蹟《いせき》が多數《たすう》に殘《のこ》つてゐるのでありますが、日本《につぽん》では今日《こんにち》と同《おな》じように、多《おほ》く木材《もくざい》で家《いへ》を建《た》てたので、その跡《あと》はまったくなくなつて殘《のこ》つてをりません。たゞ、今少《いますこ》し後《のち》の時代《じだい》のお寺《てら》や宮殿《きゆうでん》などから、柱《はしら》の礎《いしずゑ》や瓦《かはら》がたくさんみつかるだけであります。また日本《につぽん》は島國《しまぐに》であつて、外國人《がいこくじん》から攻《せ》められるといふ心配《しんぱい》もありませんでしたから、城《しろ》を築《きづ》く必要《ひつよう》も少《すくな》くなかつたので、さうした種類《しゆるい》の遺蹟《いせき》もたくさんはありません。たゞ遺《のこ》つてゐるのは、その時分《じぶん》の人《ひと》の造《つく》つたお墓《はか》であります。この墓《はか》は形《かたち》も大《おほ》きく大《たい》さう岩乘《がんじよう》に造《つく》られてありますから、千年《せんねん》二千年後《にせんねんご》の今日《こんにち》
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