《やま》かげなどからひょこっと出《で》るのが普通《ふつう》であり、そしてたくさんの數《かず》が一度《いちど》に出《で》ることも時々《とき/″\》あります。また九州地方《きゆうしゆうちほう》からは一《ひと》つも出《で》たことはなく、主《おも》に畿内《きない》から東海道方面《とうかいどうほうめん》にかけて多《おほ》く發見《はつけん》されるのであります。銅鐸《どうたく》はその形《かたち》が、釣《つ》り鐘《がね》のようでありますから、やはり樂器《がつき》ではあるまいかといふ人《ひと》もありますが、さて樂器《がつき》に使《つか》つた跡《あと》も見《み》られませんので、何《なに》か寶物《ほうもつ》として持《も》つてゐたものだらうと考《かんが》へるより仕方《しかた》がありません。劍《つるぎ》や鉾《ほこ》のように、これを鑄《ゐ》た型《かた》が日本《につぽん》では發見《はつけん》されないので、あるひは支那《しな》の方《ほう》から輸入《ゆにゆう》したものだらうといはれますが、支那《しな》には、これと同《おな》じ品物《しなもの》がありませんので、やはり日本《につぽん》で造《つく》つたとするより外《ほか》はな
前へ 次へ
全290ページ中177ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング