》にはまつたものばかりであります。顏《かほ》でも眼《め》鼻《はな》口《くち》と明《あきら》かに區別《くべつ》されてゐないのが普通《ふつう》であります。男《をとこ》と女《をんな》の別《べつ》は現《あらは》されてゐますが、ことに女《をんな》の土偶《どぐう》がたくさんにありますのは、この時分《じぶん》には女《をんな》の神《かみ》さまを崇拜《すうはい》したゝめに造《つく》つたものだといふ學者《がくしや》もあります。とにかく、何《なに》か宗教上《しゆうきようじよう》のために造《つく》つたもので、玩具《がんぐ》ではなかつたようです。もし玩具《がんぐ》だつたら、人間《にんげん》の形《かたち》をそのまゝ寫《うつ》したものにしなければならないと思《おも》ひます。土偶《どぐう》の他《ほか》に熊《くま》だとか猿《さる》だとかの獸類《じゆうるい》をつくつたものも稀《まれ》には出《で》ることがありますが、これは玩具《がんぐ》と見《み》えて、よくその形《かたち》がそれらの動物《どうぶつ》に似《に》てをります。とにかく日本《につぽん》の石器時代《せつきじだい》の土器《どき》は、外國《がいこく》の石器時代《せつきじだ
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