ゐて、ほとんど世界中《せかいじゆう》、その變《かは》りは少《すくな》いのでありますから、文化《ぶんか》の關係《かんけい》その他《た》の研究《けんきゆう》には土器《どき》ほどに役立《やくだ》ちません。ですから私共《わたしども》は石器時代《せつきじだい》の遺蹟《いせき》に行《い》つても、土器《どき》を熱心《ねつしん》に採集《さいしゆう》し、小《ちひ》さい破片《はへん》でも見遁《みのが》さぬように注意《ちゆうい》してをります。
[#「第四十二圖 日本石器時代土器(繩紋式)」のキャプション付きの図(fig18371_43.png)入る]
 それから、土器《どき》と同《おな》じく粘土《ねんど》で作《つく》つたものに土偶《どぐう》といふものがあります。すなはち土《つち》の人形《にんぎよう》です。それはたいてい二三寸《にさんずん》から四五寸《しごすん》ぐらゐの大《おほ》きさのものが多《おほ》く、時《とき》には一尺以上《いつしやくいじよう》もあるのを見《み》かけますが、いづれも人間《にんげん》の形《かたち》そのまゝの寫生的《しやせいてき》のものでなくて、模樣風《もようふう》に一種《いつしゆ》の型《かた
前へ 次へ
全290ページ中156ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング