貝輪《かひわ》をとつて前腕《まへうで》にはめようとすると容易《ようい》にはまりませんが、これは今日《こんにち》でも南洋《なんよう》あたりにあるように、うまく氣合《きあひ》でもつて手《て》にはめ込《こ》む專門家《せんもんか》があつたかと思《おも》はれます。このついでに他《ほか》の裝飾品《そうしよくひん》について述《の》べますが、この時分《じぶん》の人《ひと》は耳《みゝ》にも石《いし》や土《つち》で作《つく》つた大《おほ》きな耳飾《みゝかざ》りをつけたのでした。それは石《いし》の環《かん》の一方《いつぽう》が缺《か》けたような形《かたち》のものや、鼓《つゞみ》の形《かたち》をした土製品《どせいひん》で、前《まへ》に申《まを》した石器時代《せつきじだい》の墓場《はかば》から、よく人骨《じんこつ》の耳《みゝ》のあたりで發見《はつけん》されるのであります。(第四十一圖《だいしじゆういちず》)
(ニ) 土器《どき》と土偶《どぐう》
日本《につぽん》の石器時代《せつきじだい》には土器《どき》が餘程《よほど》盛《さか》んに使用《しよう》されてゐましたと見《み》え、どの遺跡《いせき》に
前へ
次へ
全290ページ中150ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング