》では、また目録書《もくろくしよ》のほかに、陳列品《ちんれつひん》について手輕《てがる》に知《し》ることが出來《でき》るために、いろ/\の書物《しよもつ》が出版《しゆつぱん》されてあつたり、繪葉書《えはがき》なども作《つく》られてあつて、見物人《けんぶつにん》が容易《たやす》くこれを買《か》ひ受《う》けて記念《きねん》にもし、また後日《こうじつ》の想《おも》ひ出《で》の緒《いとぐち》にもなるようになつてゐます。繪葉書《えはがき》より大《おほ》きな寫眞《しやしん》の必要《ひつよう》な人《ひと》には、その希望《きぼう》にまかせてそれ/″\の寫眞《しやしん》を賣《う》るようにもなつてゐるのです。更《さら》に博物館《はくぶつかん》では外《そと》より來《き》た見物人《けんぶつにん》や學者達《がくしやたち》に研究《けんきゆう》させるばかりでなく、博物館《はくぶつかん》にゐる人《ひと》自身《じしん》がその陳列品《ちんれつひん》を利用《りよう》して研究《けんきゆう》を重《かさ》ね、それに關《かん》する立派《りつぱ》な書物《しよもつ》をどし/\出版《しゆつぱん》してゐる例《れい》がたくさんにあります。か
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