石斧《だせいせきふ》のあるのは、あるひはこゝで石斧《せきふ》の半製品《はんせいひん》を造《つく》つて、各地《かくち》へ輸送《ゆそう》したものかも知《し》れないと思《おも》はれるのであります。かうした石斧《せきふ》などを探《さが》すのには、畑《はたけ》に轉《ころ》がつてゐる石《いし》を片端《かたはし》から調《しら》べて見《み》るとか、畑《はたけ》の傍《そば》の小溝《こみぞ》の中《なか》の石塊《いしころ》とか、畦《あぜ》に積《つ》まれた捨《す》て石《いし》の中《なか》を熱心《ねつしん》に探《さが》すに限《かぎ》ります。しかし蛇《へび》だとか、蜥蜴《とかげ》だとかゞ、石《いし》の間《あひだ》から飛《と》び出《だ》して驚《おどろ》かされることがありますから、注意《ちゆうい》しなければなりません。私《わたし》は九州《きゆうしゆう》へ旅行《りよこう》しました時《とき》、田圃《たんぼ》の溝《みぞ》の中《なか》に七寸《しちすん》ぐらゐもある大《おほ》きな磨製石斧《ませいせきふ》が潜航艇《せんこうてい》のように沈《しづ》んでゐるのを發見《はつけん》して拾《ひろ》ひ取《と》つたことがありますが、こんなやつ
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