《の》べたとほりでありますが、それは一體《いつたい》どういふところから出《で》るかと申《まを》しますと、種々《しゆ/″\》ありますが、その中《うち》一《いち》ばん多《おほ》いのは、ヨーロッパのデンマルクなどにあるのと同《おな》じ貝塚《かひづか》からであります。貝塚《かひづか》といふのは、前《まへ》にも申《まを》したとほり、昔《むかし》の人《ひと》が海岸《かいがん》だとか、あるひは湖邊《こへん》だとかに棲《す》んでゐて、平常《へいじよう》食《く》つてゐた貝殼《かひがら》やその他《た》の不用物《ふようぶつ》をすてた掃《は》き溜《だ》めの跡《あと》であります。貝塚《かひづか》は今日《こんにち》、海《うみ》から遠《とほ》く離《はな》れてゐるものが多《おほ》いのですが、昔《むかし》は海岸《かいがん》に近《ちか》くあつたのです。これらの貝塚《かひづか》の廣《ひろ》さは、大《おほ》きなのになると一町歩以上《いつちようぶいじよう》のものもあつて、貝殼《かひがら》のつもつた厚《あつ》さは數尺以上《すうしやくいじよう》に達《たつ》してをります。ことに臺地《だいち》の端《はし》だとか、斷崖《だんがい》の場所
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