日《こんにち》の日本人《につぽんじん》に近《ちか》く、アイヌとは大分《だいぶ》違《ちが》つた骨《ほね》もありますので、その時代《じだい》から日本《につぽん》の各地《かくち》には少《すこ》しづゝ變《かは》つた體《からだ》の人間《にんげん》が棲《す》んでゐたことがわかります。それで一方《いつぽう》は、大體《だいたい》現在《げんざい》のアイヌに近《ちか》い體質《たいしつ》をもつてゐた人間《にんげん》が石器《せつき》を使《つか》つてゐたと同時《どうじ》に、またわれ/\の祖先《そせん》もまた石器《せつき》を使《つか》つてゐたといふことも疑《うたが》ふ餘地《よち》がありません。もっとも朝鮮《ちようせん》と臺灣《たいわん》の石器時代《せつきじだい》は、日本内地《につぽんないち》の方《ほう》とはまったく異《ことな》つた、別《べつ》の種族《しゆぞく》が棲《す》んでゐたことは注意《ちゆうい》を要《よう》します。

      (ロ) 貝塚《かひづか》、墓地《ぼち》などの遺跡《いせき》

 日本《につぽん》の各地《かくち》で石器《せつき》が多數《たすう》に發見《はつけん》されるといふことは、たゞ今《いま》述
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