く、アジアにもありました。支那《しな》では周《しゆう》から漢《かん》の時代頃《じだいごろ》までは、青銅《せいどう》が重《おも》に使用《しよう》されたのでありますが、その青銅《せいどう》は支那人自分《しなじんじぶん》で發明《はつめい》したものか、また西方《せいほう》の國《くに》から傳《つた》はつたのであるかどうかは、まだ十分《じゆうぶん》に研究《けんきゆう》されてをりません。
 ところが、人間《にんげん》が青銅《せいどう》を使《つか》つてゐる間《あひだ》に、鐵《てつ》の方《ほう》が銅《どう》よりも堅《かた》くて刃物《はもの》などにはつごうの好《よ》いことを知《し》つて來《き》たので、遂《つひ》に青銅《せいどう》に代《かは》つて鐵《てつ》が用《もち》ひられるようになりました。これから後《のち》を鐵器時代《てつきじだい》といふのでありますが、ヨーロッパでは鐵器時代《てつきじだい》の最《もつと》も古《ふる》い時代《じだい》をハルスタット時代《じだい》と稱《しよう》します。それはオウストリヤのハルスタットといふ所《ところ》の古墳《こふん》から掘《ほ》り出《だ》された鐵器《てつき》が、よくその特徴
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