《ぎゆうば》の力《ちから》を借《か》りたかもわかりませんが、多《おほ》くは人力《じんりよく》をもつてなされたものに相違《そうい》ありません。ですから當時《とうじ》において既《すで》に協同一致《きようどういつち》して爲事《しごと》をする一《ひと》つの團體《だんたい》、社會《しやかい》といふものが出來《でき》てをり、またそれを支配《しはい》して行《ゆ》く頭《かしら》、すなはち酋長《しゆうちよう》のようなものがなくては、とうていかような爲事《しごと》は出來《でき》ますまいから、この大工事《だいこうじ》の遺物《いぶつ》を見《み》たゞけでも、當時《とうじ》の社會状態《しやかいじようたい》が察《さつ》することが出來《でき》ます。また二十尺《にじつしやく》も三十尺《さんじつしやく》も高《たか》い石《いし》を兩側《りようがは》に立《た》てゝ、その上《うへ》に横《よこ》に巨石《きよせき》を載《の》せてあるものなどは、たゞ人力《じんりよく》だけでもつてなされるものではなく、種々《しゆ/″\》工夫《くふう》を凝《こら》したものでせう。それには遠方《えんぽう》より土《つち》を次第《しだい》につんで傾斜《けいし
前へ
次へ
全290ページ中103ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング