》を講釋《こうしやく》することになり、それは私《わたし》には出來《でき》ない藝當《げいとう》であるのみならず、一册《いつさつ》の本《ほん》にはとうてい收《をさ》め切《き》れません。しかし幸《さいは》ひ美術《びじゆつ》や自然科學《しぜんかがく》のお話《はなし》は、別《べつ》に諸先生《しよせんせい》が筆《ふで》を執《と》られてゐることゝ思《おも》ひますから、私《わたし》は博物館《はくぶつかん》のうち考古學《こうこがく》の博物館《はくぶつかん》のことだけを書《か》くことにし、この一册《いつさつ》の本《ほん》によつて若《わか》い人達《ひとたち》に考古學《こうこがく》の大體《だいたい》のお話《はな》しをすることにいたしました。たゞ何分《なにぶん》書物《しよもつ》の標題《ひようだい》が『博物館《はくぶつかん》』となつてゐますので、始《はじ》めに少《すこ》しばかり博物館全體《はくぶつかんぜんたい》のことを述《の》べて置《お》きます。
考古學《こうこがく》のお話《はな》しをする爲《た》めには、どうしても實物《じつぶつ》をお見《み》せするか、せめて寫眞《しやしん》や繪《え》をお目《め》にかけなくてはよ
前へ
次へ
全290ページ中2ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング