》)土器《どき》と呼《よ》んでをります。この燒《や》き方《かた》は朝鮮《ちようせん》からはひつて來《き》て、日本《につぽん》にだん/\行《おこな》はれるようになつたのでありまして、その形《かたち》はいろ/\あります。例《たと》へば坏《つき》といふ平《ひら》たいお椀《わん》のようなもの、それに蓋《ふた》のついたもの、またその坏《つき》に高《たか》い臺《だい》のついた高坏《たかつき》といふようなものなどたくさんありますが、それらはふだん食事《しよくじ》のときに御馳走《ごちそう》を盛《も》つた道具《どうぐ》だと思《おも》はれます。そのほか、壺《つぼ》にも頸《くび》の長《なが》いのや短《みじか》いのや、いろ/\あります。また酒《さけ》や水《みづ》が五六升《ごろくしよう》もはひるような大瓶《おほかめ》があり、珍《めづら》しい恰好《かつこう》のものには、丈《たけ》の高《たか》い透《すか》し入《い》りの壺《つぼ》をのせる臺《だい》だとか、壺《つぼ》と臺《だい》とくっついてゐるものだとか、口《くち》の周《まは》りに人間《にんげん》や馬《うま》の小《ちひ》さい形《かたち》をつけた、飾《かざ》りつきの壺《つぼ》だとか、また口《くち》のついたしびん[#「しびん」に傍点]のような形《かたち》をしたものもありますが、なかにも不思議《ふしぎ》なのははさふ[#「はさふ」に傍点]といふ器物《きぶつ》です。それは小《ちひ》さい壺《つぼ》の上《うへ》に、朝顏形《あさがほがたち》に開《ひら》いた長《なが》い口《くち》があり、壺《つぼ》の横《よこ》に小《ちひ》さい孔《あな》がついてゐるものです。何《なに》に使《つか》つたのかよくわかりませんが、ある人《ひと》はその孔《あな》に小《ちひ》さい竹《たけ》の管《くだ》を差《さ》し込《こ》んで、中《なか》にある水《みづ》とか酒《さけ》とかを吸《す》つたものだらうといひます。あるひはさうかも知《し》れません。また横《よこ》に長《なが》い俵《たはら》のような恰好《かつこう》をして、そのまん中《なか》に口《くち》をつけた横瓮《よこべ》といふ壺《つぼ》がありますし、ひらべったい壺《つぼ》で紐《ひも》をつける耳《みゝ》と口《くち》のついた提《さ》げ瓶《つぼ》といふのがありまして、これはちょうど今日《こんにち》あるみにゅーむ[#「あるみにゅーむ」に傍点]製《せい》の水筒《すい
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