れからは、これだけ見せればおまえたちは保護《ほご》してもらえる。ではごきげんよう、子どもたち」
 わたしはかれと握手《あくしゅ》した。それから獣医君《じゅういくん》とも握手した。
 わたしたちはみじめなざまで村へはいったが、今度はいばって出て行くのであった。雌牛《めうし》のつなを引きながら、首を高く上げて歩いて、戸口に立ってわたしたちを見ている村のやつらを肩《かた》の上から見てやった。
 わたしは雌牛をつかれさせたくなかったが、きょうはどうしてもシャヴァノンまで急いで行かなければならないので、わたしたちはせかせか歩き出した。もう晩《ばん》がた近く、わたしたちはむかしのうちに着きかけていた。
 マチアはどら焼《や》きを食べたことがなかった。そこでわたしは着いたらさっそくこしらえて食べさせるやくそくをして、とちゅうでバターを一ポンドと麦粉《むぎこ》を二ポンドに、卵《たまご》を十二買いこんだ。
 わたしたちはいよいよ、初《はじ》めてヴィタリス親方が、わたしを休ませてくれた場所に着いたので、わたしはあのときこれが見納《みおさ》めだと思ったその場所から、バルブレンのおっかあのうちをもう一度見下ろ
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