しそうなわたしを見てそばへ来てねてくれた、あの村にとまることにした。
この村にはいるまえにわたしたちはきれいな青い草の生えた所に来た。荷物をほうり出してわたしたちはそこで休むことにした。わたしたちは雌牛《めうし》をみぞの中に放してやった。初《はじ》めはなわで引いていようと思ったが、この雌牛はたいへんすなおで、草を食べることによく慣《な》れているようであったので、わたしはしばらくつなを牛の角に巻《ま》きつけて、そのそばにこしをかけて晩飯《ばんめし》を食べ始めた。もちろんわたしたちは雌牛よりずっとまえに食べてしまった。そこでさんざん雌牛を感心してながめたあとで、これからなにをしようというあてもないので、わたしたちはしばらく遊んでいた。それがすんでも牛はまだ食べていた。わたしがそばへ行くと、雌牛《めうし》は草の中に固《かた》く首をつっこんでいて、まだ腹《はら》が減《へ》っているというようであった。
「すこし待ってやりたまえ」とマチアが言った。
「だってきみ、雌牛は一日だって食べているんだぜ」とわたしは答えた。
「まあ、しばらく待ってやりたまえ」
わたしたちはもう背嚢《はいのう》と楽器《が
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