》してもらわなければならない。わたしたちの生まれ合わせは、ほかのあまやかされて育《そだ》った子どもたちが、あんまり多いキッスにへいこうしてそれをさけなければならないのとは、大ちがいであった。
 そのあくる朝、わたしたちは太陽といっしょに起きて、シャヴァノン村に向かって出発した。わたしはマチアがあたえてくれた助力に、どれほど感謝《かんしゃ》していたであろう。かれなしには、わたしはけっしてこんな大金をためることはできなかった。わたしはかれに雌牛《めうし》を引いて行く楽しみをあたえようと思った。そこでかれはたいへん得意《とくい》らしく雌牛のつなを引いて行くと、わたしはあとからついて行った。かの女はひじょうにりっぱに見えた。それは大様《おおよう》にすこしゆれながら、自分で自分の値打《ねう》ちを知っているけものらしく歩いていた。わたしは雌牛をくたびれさせないようにしたいと思ったので、その晩《ばん》おそくシャヴァノンに着くことはよして、それよりもあしたの朝早く行く計画にした。ところがそのうちにこういうことが起こった。
 わたしはその晩《ばん》、むかし初《はじ》めてヴィタリス親方ととまって、カピが悲
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