やにつないだ。
 きょうは町に市場があるので、ひどくにぎわって、ほうぼうから人が集まってもいたから、マチアとわたしは別《べつ》べつに出かけて、いくらお金ができるか、やってみることに相談《そうだん》を決めた。
 その夕方、マチアは四フラン。わたしは三フランと五十サンチーム持って帰った。七フラン五十サンチームのお金で、わたしたちはまたお金持ちになった。女中にたのんで雌牛《めうし》の乳《ちち》をしぼってもらったので、夕食には牛乳《ぎゅうにゅう》があった。これほどうまいごちそうを、わたしたちは味わったことはなかった。わたしたちは乳《ちち》のいいのにめちゃめちゃにのぼせ上がってしまって、食事がすむとさっそくうまやへ出かけて、わたしたちの宝物《たからもの》をだいてやりに行った。雌牛《めうし》はいかにも優《やさ》しくしてもらったのがうれしいらしく、その返礼にわたしたちの顔をなめた。
 わたしたちは雌牛《めうし》をキッスしたり、雌牛からキッスされて感じるゆかいさを人一|倍《ばい》感じるわけがあった。それにはマチアもわたしも、これまでけっして人からちやほやされすぎたことがなかったということを記憶《きおく
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