に達した時に、それ以上は、いかにしても実証を与うることが不可能である。汝も熟知するとおり、われ等は到底打ち勝ち難き、不利な条件に縛られて居る。われ等はすでに地上の住人でない。かるが故に、人間界の法廷に於《おい》て重きを為すような、証拠物件を提示し難き場合もある。われ等は、只《ただ》吾等の力に及ぶ証明を以《もっ》て、汝等の考慮に供するにとどまる。これを採用すると否とは、偏《ひとえ》に汝等の公明正大なる心の判断に任せるより外に道がない。
われ等の所説を裏書するのには、或《あ》る程度まで、霊界に於けるわれ等の同志の経歴を物語るより外に途がない。これは証明法として不充分であるが、何とも他に致方がないのである。われ等は、地上生活中の自己の姓名を名告り、そして自己と同時代の性行《せいこう》閲歴《えつれき》につきて、事こまやかに物語るであろう。さすれば、われ等が決してニセ物でないことは幾分明白になると思う。事によると、汝はそれ丈の証明では不充分であるというかも知れぬ。成るほど狡獪《こうかい》なる霊界人が、欺瞞の目的を以《もっ》て、細大の歴史的事実を蒐集《しゅうしゅう》し得ないとは言われない。が、到
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