itto^〕”[#ここで横組み終わり]などの詩は赫灼たる古代を喚起せしめて見事である。第二詩集[#ここから横組み]“L'Ombre des Jours”[#ここで横組み終わり]は一九〇二年上梓。卷頭の[#ここから横組み]“Jeunesse”[#ここで横組み終わり]において、この若き浪漫主義者は自分から青春の失はれゆく日の胸ゑぐらるるがごとき思ひを歌つてゐる。又「わがもの書くは、われ亡きのち、いかばかり人生と幸福なる自然とをわが愛せしかを人びとに知らしめんがためなり」(〔J'e'cris pour que le jour ou` je ne serai plus〕 ……)といふ詩などもある。その後、しばらく詩作から離れて、三つの小説を續けて書いた。[#ここから横組み]“〔La Nouvelle Espe'rance〕”[#ここで横組み終わり](1903)[#ここから横組み]“〔Le Visage Emerveille'〕”[#ここで横組み終わり](1904)及び[#ここから横組み]“La Domination”[#ここで横組み終わり](1905)の三篇で、いづれも女の狂ほしい熱情を殘忍なまで
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