真景累ヶ淵
三遊亭圓朝
鈴木行三校訂編纂
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)今日《こんにち》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)現在|開《ひら》けた
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「くさかんむり/切」、第3水準1−90−71]
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)イヤ/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
*:注釈記号
(底本では、直後の文字の右横に、ルビのように付く)
(例)*※[#「操のつくり」、第4水準2−4−19]掻
−−
一
今日《こんにち》より怪談のお話を申上げまするが、怪談ばなしと申すは近来大きに廃《すた》りまして、余り寄席《せき》で致す者もございません、と申すものは、幽霊と云うものは無い、全く神経病だと云うことになりましたから、怪談は開化先生方はお嫌いなさる事でございます。それ故に久しく廃って居りましたが、今日になって見ると、却《かえ》って古
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