》の障《さわ》りでございましたが、御疑念が晴れましたならお手打は厭いません、サヽお手打になされまし」
飯「己が悪かった、これが家来だからいゝが、若《も》し朋友《ほうゆう》か何かであった日にゃア腹を切っても済まない所、家来だからといって、無闇に疑《うたぐ》りを掛けては済まない、飯島が板の間へ手を突いてこと/″\く詫びる、堪忍して呉れ」
孝「あゝ勿体ない、誠に嬉しゅうございました、源助どん」
源「誠にどうも」
飯「源助、手前は孝助を疑《うたぐ》って孝助を突いたから謝《あや》まれ」
源「へい/\孝助どん、誠に済みません」
飯「たけや何かも何か少し孝助を疑ったろう」
竹「ナニ疑りは致しませんが、孝助どんは平常《ふだん》の気性にも似合ないことだと存じまして、些《ちっ》とばかり」
飯「矢張り疑ったのだから謝まれ、きみも謝まれ」
竹「孝助どん、誠にお目出度《めでとう》存じます、先程は誠に済みません」
飯「これ國、貴様は一番孝助を疑り、膝を突いたり何かしたから余計に謝まれ、己でさえ手をついて謝ったではないか、貴様は猶更《なおさら》丁寧に詫をしろ」
と云われてお國は、此度《こんど》こそ孝助がお手打にな
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