話しあいたい。
 この複雑な内容の生理電波が、彼等に理解されるかどうか、少し疑問があった。だが、それ以後においても、相手からの攻撃が起らないままに時刻が過ぎて行ったので、この信号は多分相手に理解されたことと思われた。

  応答あり

 城塞への距離が遂に千五百メートルにまで短縮したとき、俄かに艦内の受信器が働きだした。
 ――来たぞ。
 ――見える、見える。
 ――早くあれを破壊せよ。安全のために……。
 ――あいつらは、われわれに何かを尋ねたいといっているのだ。しばらく待った方がいい。
 ――何遍でもやって来るわ。
 ――叩き潰せ。
 ――いや、そっくり捉えた方がいい。
 ――慾張るとよくない。この前採収しただけで、十分だ。
 ――違った性別の生物が乗っている。あれをぜひ捕えて帰りたい。
 エミリーのことをいっているらしい。エミリーはそんなことは知らないで、水戸の背中を後から抱えるようにしている。――怪人集団は、厚い綱鉄を透して艦内の様子を見る力を持っているようだ。
 ワーナー博士は、艦の前方にある鋼鉄張りの窓を明けさせた。その窓のところにはテレビジョン送影機のレンズが取付けてあっ
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