ニりて汝は愛の亭午《まひる》の燈火《ともしび》、下界人間のなかにては望みの活泉《いくるいづみ》なり 一〇―一二
淑女よ、汝いと大いにしていと強し、是故に恩惠《めぐみ》を求めて汝に就かざる者あらば、これが願ひは翼なくして飛ばんと思ふに異《こと》ならじ 一三―一五
汝の厚き志はたゞ請ふ者をのみ助くるならで、自ら進みて求めに先んずること多し 一六―一八
汝に慈悲あり、汝に哀憐惠與《あいれんえいよ》あり、被造物《つくられしもの》のうちなる善といふ善みな汝のうちに集まる 一九―二一
今こゝに、宇宙のいと低き沼よりこの處にいたるまで、靈の三界を一々《ひとつ/″\》見し者 二二―二四
伏して汝に請ひ、恩惠《めぐみ》によりて力をうけつゝ、終極《いやはて》の救ひの方にいよ/\高くその目を擧ぐるをうるを求む 二五―二七
また彼の見んことを己が願ふよりも深くは、己自ら見んと願ひし事なき我、わが祈りを悉く汝に捧げかつその足らざるなきを祈る 二八―三〇
願はくは汝の祈りによりて浮世《ふせい》一切の雲を彼より拂ひ、かくして彼にこよなき悦びを現はしたまへ 三一―三三
我またさらに汝に請ふ、思ひの成らざるなき女王よ、
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