T、その翼をかれの前にひらけば 九四―九六
天の宮人《みやびと》達四方よりこの聖歌に和し、いづれの姿も是によりていよ/\燦《きらび》やかになりたりき 九七―九九
あゝ永遠《とこしへ》の定《さだめ》によりて坐するそのうるはしき處を去りつゝ、わがためにこゝに下るをいとはざる聖なる父よ 一〇〇―一〇二
かのいたく喜びてわれらの女王の目に見入り、燃ゆと見ゆるほどこれを慕ふ天使は誰ぞや。 一〇三―一〇五
あたかも朝の星の日におけるごとくマリアによりて美しくなれる者の教へを、我はかく再び請《こ》へり 一〇六―一〇八
彼我に。天使または魂にあるをうるかぎりの剛《つよ》さと雅《みや》びとはみな彼にあり、われらもまたその然るをねがふ 一〇九―一一一
そは神の子がわれらの荷を負《お》はんと思ひ給ひしとき、棕櫚《しゆろ》を持ちてマリアの許《もと》に下れるものは彼なればなり 一一二―一一四
されどいざわが語り進むにつれて目を移し、このいと正しき信心深き帝國の大いなる高官《つかさ》達を見よ 一一五―一一七
かの高き處に坐し、皇妃にいと近きがゆゑにいと福《さいはひ》なるふたりのものは、この薔薇の二つの根に當る 一
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