tの一部が光において殘るすべての頂に勝ちゐたるを見たり 一二一―一二三
またたとへば、フェトンテのあつかひかねし車の轅《ながえ》の待たるゝ處はいと強く燃え、そのかなたこなたにては光衰ふるごとく 一二四―一二六
かの平和の焔章旗《オリアヒアムマ》は、その中央《たゞなか》つよくかゞやき、左右にあたりて焔一樣に薄らげり 一二七―一二九
しかしてかの中央《たゞなか》には、光も技《わざ》も各異なれる千餘の天使、翼をひらきて歡び舞ひ 一三〇―一三二
凡《すべ》ての聖者達の目の悦びなりし一の美、かれらの舞ふを見歌ふを聞きてほゝゑめり 一三三―一三五
われたとひ想像におけるごとく言葉に富むとも、その樂しさの萬分一《まんぶいち》をもあえて述ぶることをせじ 一三六―一三八
ベルナルドは、その燃ゆる愛の目的《めあて》にわが目の切《せち》に注がるゝを見て、己が目をもいとなつかしげにこれにむけ 一三九―一四一
わが目をしていよ/\見るの願ひに燃えしむ 一四二―一四四
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第三十二曲
愛の目を己が悦びにとめつゝ、かの默想者《もくさうじや》、進みて師の役《つとめ》をとり、聖なる言葉にて曰《い》
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