の水を飮める刹那《せつな》に、その長き形は、變りて圓《まる》く成ると見えたり 八八―九〇
かくてあたかも假面《めん》を被《かう》むれる人々が、己を隱しゝ假《かり》の姿を棄つるとき、前と異なりて見ゆる如く 九一―九三
花も火もさらに大いなる悦びに變り、我はあきらかに二組の天の宮人《みやびと》達を見たり 九四―九六
あゝ眞《まこと》の王國の尊き凱旋を我に示せる神の輝よ、願はくは我に力を與へて、わがこれを見し次第を言はしめよ 九七―九九
かしこに光あり、こは造主《つくりぬし》をばかの被造物《つくられしもの》即ち彼を見るによりてのみその平安を得る物に見えしむる光にて 一〇〇―一〇二
その周邊《まはり》を日輪の帶となすとも緩《ゆる》きに過ぐと思はるゝほど廣く圓形《まるがた》に延びをり 一〇三―一〇五
そが見ゆるかぎりはみな、プリーモ・モービレの頂より反映《てりかへ》す一線《ひとすぢ》の光(かの天この光より生命《いのち》と力とを受く)より成る 一〇六―一〇八
しかして邱《をか》が、?草《あをくさ》や花に富める頃、わが飾れるさまを見ん爲かとばかり、己が姿をその麓《ふもと》の水に映《うつ》すごとく 一
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