地にはびこり、定かにすべき證《あかし》なきに、人すべての約束の邊《ほとり》に集《つど》ひ 一二一―一二三
聖アントニオは(贋造《まがへ》の貨幣《かね》を拂ひつゝ)これによりて、その豚と、豚より穢《けが》れし者とを肥《こや》す 一二四―一二六
されど我等主題を遠く離れたれば、今目を轉《めぐ》らして正路を見るべし、さらば時とともに途《みち》を短うするをえむ 一二七―一二九
それ天使は數《かず》きはめて多きに達し、人間の言葉も思ひもともなふあたはじ 一三〇―一三二
汝よくダニエールの現はしゝ事を思はゞ、その幾千なる語《ことば》のうちに定かなる數かくるゝを知らむ 一三三―一三五
彼等はかれらをすべて照らす第一の光を受く、但し受くる状態《ありさま》に至りては、この光と結び合ふ諸※[#二の字点、1−2−22]の輝の如くに多し 一三六―一三八
是においてか、情愛は會得《ゑとく》の作用にともなふがゆゑに、かれらのうちのうるはしき愛その熱《あつ》さ微温《ぬる》さを異にす 一三九―一四一
見よ今|永遠《とこしへ》の力の高さと廣さとを、そはこのもの己が爲にかく多くの鏡を造りてそれらの中に碎くれども 一四二―
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