われ目を戻して七の天球をこと/″\く望み、さてわが球のさまを見てその劣れる姿のために微笑《ほゝゑ》めり 一三三―一三五
しかしてこれをばいと賤しと判ずる心を我はいと善しと認む、思ひを他の物にむくる人はげに直《なほ》しといふをえむ 一三六―一三八
我はラートナの女《むすめ》がかの影(さきに我をして彼に粗《そ》あり密ありと思はしめたる原因《もと》なりし)なくて燃ゆるを見たり 一三九―一四一
イペリオネよ、こゝにてわが目は汝の子の姿に堪《た》へき、我またマイアとディオネとが彼の周邊《まはり》にかつ彼に近く動くを見たり 一四二―一四四
次に父と子との間にてジョーヴェの和《やはら》ぐるを望み、かれらがその處をば變ふる次第を明らかにしき 一四五―一四七
しかして凡《すべ》て七《なゝつ》の星は、その大いさとそのはやさとその住處《すまひ》の隔たるさまとを我に示せり 一四八―一五〇
われ不朽の雙兒とともにめぐれる間に、人をしていと猛《あら》くならしむる小さき麥場《うちば》、山より河口《かはぐち》にいたるまで悉《こと/″\》く我に現はれき 一五一―一五三
かくて後我は目をかの美しき目にむかはしむ 一五四
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