のを 一三―一五
そも/\天上の劒《つるぎ》たるや、斬るに當りて急《いそ》がず遲《おく》れじ、たゞ望みつゝまたは恐れつゝそを待つ者にかゝる事ありと見ゆるのみ 一六―一八
されど汝今身を他《ほか》の者の方《かた》にむくべし、わがいふごとく目を轉《めぐ》らさば、多くの名高き靈を見るべければなり。 一九―二一
彼の好むごとく我は目を向け、百の小さき球の群《むれ》ゐてその光を交《かは》しつゝいよ/\美しくなれるを見たり 二二―二四
我はさながら過ぐるを恐れて願ひの刺戟を衷《うち》に抑へ敢《あへ》て問はざる人のごとく立ちゐたるに 二五―二七
かの眞珠のうちの最《いと》大いにして最《いと》強く光るもの、己が事につきわが願ひを滿《みた》さんとて進み出でたり 二八―三〇
かくて聲その中《なか》にて曰ふ。汝もしわれらのうちに燃ゆる愛をわがごとく見ば、汝の思ひを言現はさむ 三一―三三
されど汝が、待つことにより、たふとき目的《めあて》に後《おく》れざるため、我は汝のかく愼しみて敢ていはざるその思ひに答ふべし 三四―三六
坂にカッシーノある山にては、往昔《そのかみ》巓に登りゆく迷へる曲《ゆが》める人多かりき
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