かくいへる時、我は多くの焔が段《きだ》より段にくだりてめぐり、かつめぐるごとにいよ/\美しくなるを見き 一三六―一三八
かくてかれらはこの焔のほとりに來り止まりて叫び、世に此《たぐひ》なきまで強き響きを起せり 一三九―一四一
されど我はその雷《いかづち》に堪へずして、聲の何たるを解《げ》せざりき 一四二―一四四
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   第二十二曲

驚異《おどろき》のあまり、我は身をわが導者に向はしむ、その状《さま》事ある毎《ごと》に己が第一の恃處《たのみどころ》に馳せ歸る稚兒《をさなご》の如くなりき 一―三
この時淑女、あたかも蒼《あをざ》めて息《いき》はずむ子を、その心をば常に勵《はげ》ます聲をもて、たゞちに宥《なだ》むる母のごとく 四―六
我に曰ふ。汝は汝が天に在《ある》を知らざるや、天は凡て聖にして、こゝに爲さるゝ事、皆熱き愛より出るを知らざるや 七―九
かの叫びさへかくまで汝を動かせるに、歌とわが笑とは、汝をいかに變らしめけむ、今汝これを量《はか》り知りうべし 一〇―一二
もしかの叫びの祈る所をさとりたりせば、汝はこれにより、汝の死なざるさきに見るべき刑罰を、既に知りたりしも
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