《とこしへ》の審判《さばき》をげせじ。 九七―九九
ローマ人《びと》に世界の崇《あがめ》をうけしめし徴號《しるし》をばなほ保ちつゝ、聖靈の光る火しづまりて後 一〇〇―一〇二
かの者またいふ。クリストが木に懸《か》けられ給ひし時より前にも後にも彼を信ぜざりし人の、この國に登り來れることなし 一〇三―一〇五
されど見よ、クリスト、クリストとよばゝる人にて、審判《さばき》のときには、クリストを知らざる人よりも遠く彼を離るべき者多し 一〇六―一〇八
かゝる基督教徒《クリスティアーニ》をばエチオピア人《びと》罪に定めむ、こは人二の群《むれ》にわかたれ、彼|永遠《とこしへ》に富み此貧しからん時なり 一〇九―一一一
汝等の王達の汚辱をすべて録《しる》しゝ書《ふみ》の開かるゝを見る時、ペルシア人《びと》彼等に何をかいふをえざらむ 一一二―一一四
そこにはアルベルトの行爲《おこなひ》の中、ほどなく筆を運ばしむる事見ゆべし、その行爲によりてプラーガの王國の荒らさるゝこと即ち是なり 一一五―一一七
そこには猪《ゐのしゝ》に衝《つ》かれて死すべき者が、貨幣《かね》の模擬《まがへ》を造りつゝ、センナの邊《ほとり
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