いひてその以前の諸王の惡しかりしを示せるなり。ウンガリアはハンガリア。
【ナヴァルラ】ナヴァールもしその北方を圍むピレネイ諸山を固めとしてフランスの軛を防がば福ならむ
ナヴァール王アンリ一世の女ジョヴァンナ父についで王國を治め、一二八四年フィリップ四世に嫁して後も猶自らこれを治めしが、一三〇四年その死するやその子ルイこれを繼ぎルイ、フランス王(ルイ十世)となるに及びてこの國フランス王家に歸せり
一四五―一四八
【この事の】ナヴァールについていへる事(即ち自國を固めてフランス王の侵入を防ぐべきこと)の眞なるを豫め知らしむる例として
【ニコシアとファマゴスタ】キュプロス島の二都。一三〇〇年の頃フランスのアンリー二世ルニジアーノ家のキュプロス王としてこゝに虐政を布く。獸[#「獸」に白丸傍点]とは即ちこの王の事なり
【他の】こゝに掲げし如き他のキリスト教國の諸王とその歩調を倶にして同じく惡を行ふ
第二十曲
第六天の鷲その目に輝く六の靈の誰なりしやをダンテに告げ、かつその中なるトラヤヌス及びリフェオの救ひに關してダンテの懷ける疑ひを解き、永遠變らざる神の定のはるかに人智に超ゆるを述ぶ
四―六
【一の光】日光。諸星はいづれも太陽の光を受けて輝くといふ昔の學説に從へるなり(『コンヴィヴィオ』二・一四・一二四―六參照)
七―九
【導者達】帝王等
【徴號】即ち鷲
【わが心に】太陽沒して諸星輝くを鷲默して諸靈歌ふにたとへたり
一三―一五
【微笑の衣を纏ふ】法悦の光に包まるゝ
【愛】神を愛するの愛 この愛諸靈を悦の光に包むなり
【笛】歌ふ諸靈。吹入るゝ息《いき》によりて笛が美音を發する如く、神の愛聖なる思ひを動かして諸靈に歌をうたはしむ
異本、【火衣】
一六―一八
【第六の光】木星。これを飾る珠[#「珠」に白丸傍点]は即ち諸靈
一九―二一
【源】原、「頂」(即ち山の高處《たかみ》にある源)
二二―二四
絃《いと》を壓《お》す左手の指頭の變化によりて琵琶の音に曲節生じ、歌口より吹入るゝ風が孔の開閉によりて篳篥の音に曲節を與ふる如く
二八―三〇
【わがこれを】こはわが聞かんと願ひゐたりし言葉なれば我よくこれを心に記して忘れじとの意
三一―三三
【一部】即ち目
【地上の】原、「死すべき」(天上の鷲の不死なるに對して)
【日輪に堪ふる】天、一・四八並びに註參照
三四―三六
【形】鷲
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