T處に播かしむ、イアソン、王女メディア(地、一八・九四―六)の妖術により自若としてこの難に當る、見る人驚嘆せざるはなし(『メタモルフォセス』七・一以下參照)
【勇士等】アルゴナウタイ遠征隊に加はれる人々
一九―二一
【神隨の】deiforme 神に似たる。中山昌樹氏の譯語に據れり、神隨の王國はエムピレオの天なり
【本然】本能の力によりて慕ふ心
二二―二四
【弦】noce 弩弓の一部にて彎き張れる弦の當るところ
「止まる」目標に中りて止まるをいふ。原文、逆に「止まり、飛び、弦を離る」とあるは、いづれが早きかわけがたき程なるを表はせるなり、天、二二・一〇九―一一に、原文「指を引きて火に入れんや」とあるに同じ
二五―二七
【奇しき物】月球
二八―三〇
【第一の星】宇宙の中心にある地球より數へて第一に當る星、即ち月
三七―四二
ダンテもし肉體のまゝにて月球に入り而して月面に罅隙を生ぜざりしとせばこは全く不思議の現象にほかならず、二個の物體が同時にかつ同處に存在すること能はざるは是物理の通則なればなり、故にダンテはこの通則より推して、キリストの兼備へ給へる神人兩性の事に及び、これを見、これを知るの願ひ愈※[#二の字点、1−2−22]切なるべしといへり
四三―四五
神人の合一等すべて世上の人のたゞ信仰によりて眞《まこと》と認むる深遠微妙の現象も天においては道理の證明をまたずたゞ直覺によりて人よくさとることをうべし(コリント前、一三・一二參照)
【第一の眞理】人智のおのづから眞と認むるもの、生得の觀念に照して眞と知るもの、自明の眞理
四九―五一
【カイン】月の斑點に關するカイン物語(地、二〇・一二四―六並びに註參照)
五二―五七
【官能の】官能の力によりて知るをえざる事物においては人思ひ誤るともあやしむに足らず、理性もしたゞ官能に信頼せば、超官能の現象に對しその作用を伸ぶること能はざれはなり
五八―六〇
月面に見ゆる斑點の原因を物質の粗密に歸しゝ説。『コンヴィヴィオ』に出づ(二、一四・六九以下)
六四―六六
【第八の天球】恒星天。この天にある多くの星(光[#「光」に白丸傍点])は、その光の色も度もさま/″\にして一ならじ
六七―六九
もし物體の粗密以外に光の異なる原因なしとせば、これらの星の地上に及ぼす影響はその程度に於て或ひは不同ならんもその性質においては皆同一ならむ
恒星天に
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