ト仆れ死す(使徒、五・一―一〇)
第五例、ヘリオドロス(エリオドロ。シリア王セレウコスの命をうけてイエルサレムの殿《みや》の資物を奪はんとせし時一騎士忽焉としてその前に現はれ、馬蹄にかけてこれを逐へり(マッカベエイ後、三・七以下)
第六例、ポリュメストル(ポリネストル)。トラキアの王なり、トロイア王デリアモスの委托によりてその末の子ポリュドロス(地、三〇・一八)を養ひゐたるがトロイアの衰運に赴くを見るやポリュドロスの富を私せんとし、これを殺してその骸《むくろ》をば海に投じぬ、プリアモスの妃ヘカべ、ギリシア軍にとらへられてこの地を過ぐとてはからずもわが子の骸を海濱に見出し(地、三〇・一六―二一參照)悲しみのあまりに復讎を企て、僞り謀りてポリュメストルに近づき、その兩眼を抉りてこれを殺せり(オウィディウス『メタモルフォセス』一三・四二九以下參照)
第七例、マルクス・リキニウス・クラッスス(前五三年死)。カエサル、ポムペイウスとともにローマの三頭政治を行へるもの、強慾を以て名高し、傳へ曰ふ、クラッスス、パルチア人に殺されしとき王オロデスその首級を求めて熔かせる黄金を口につぎこみ、汝常に黄金に
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